【実録】中高一貫March附属に高校から。実際どうだった？【保護者目線】

March付属受験について

『公立中学に通う生徒は都立高校が第一希望、私立高校はすべり止め』というイメージがありませんか？

しかしながら実際には、私立高校に入学する生徒が多いです。

公立高校入試は他の入試が終わってから。
推薦入試⇒私立入試を経てクラスメートの進路が決定し、友達がプレッシャーから解放される中、最後まで公立入試までのモチベーションを保つことは難しい。

公立高校に入れば3年後にはまた受験が待っている。付属校に入学すれば大学受験をする必要がない。

中学3年の遊びたい盛りの1年間を勉強に費やした後、苦しいプレッシャーから『もう私立附属高に行く。公立高校は受験しない』と方向転換することはアルアルです。

我家は公立高校に出願済みでしたが附属高校合格後に『附属高校に行く。公立高校は受験しない』と本人が決め、公立高校受験はしませんでした。

中高一貫March付属高校での生活

中学校まで地元で幼馴染と一緒に過ごしてきた後、初めてのアウェー。最初は戸惑うことも多かったようです。家庭で詳細を語ることはありませんでしたが、それなりに苦労した様子。

学年があがるにつれて、中学から、高校から、の垣根が取り払われ馴染んでいったようです。

March付属高校からの進学先

March附属高校｜学費

入学金・授業料・制服・教科書代・寄附（10万円）を入れて300~350万円。
（コロナ禍で修学旅行は中止）

年3回、銀行口座引落しです。

私立高等学校等授業料軽減助成金の申請用紙は学校で配布されます。

March附属高校｜学費以外

学校案内を見れば学費の予想は立てられるけど、その他に『何に』『どれくらい』かかるのか、見えないと不安ですよね

March附属高校｜部活動費

費用面のみならず高校生活において部活動の存在感は大きい･･･
高校で部活にガッツリ打ち込むために附属高校を選んだガチ勢も多いようです。

• 毎年海外に長期滞在し遠征
• 国内遠征のお世話役として親も同行
• 常に合宿

など活発な活動をしている部活もあります。

• 大学受験がないため、のびのびと打ち込める環境にある
• 経済的に裕福なご家庭が多い

上記の理由から、趣味的な部活動であっても多額の費用がかかることもあるようです。

March附属高校｜お付き合い

有名企業の創業者一族のご子息、某有名芸能人のご子息などもいらっしゃいます。
裕福なご家庭のお子さんが多いので、格差を感じることはあります。

ただし、もう高校生。基本的には各タイプ（階層）別に住み分けているようです。
子どもが『こだわらないタイプ』の場合は問題ないです。

ただ、セレブのお子さんの生活をリアルに感じる環境にあるため、比較してしまうようなタイプのお子さんだと辛いかもしれません。

March附属高校｜塾通い

外部大学受験を目指さない場合、塾に通っている生徒は少なめです。

ただ系列大学への進学が危ぶまれる場合、内部進学対策として塾に通う必要がある場合もあるようです。

March附属私立高校｜寄附金

在学中に2回、寄附のお願いが郵送で届きました。

夫婦で悩んだ結果、10万円を寄付。
周りに聞いても『お世話になっているから〇万円振り込んだ』・『授業料を払っているのだから必要ない』など意見はいろいろでした。

March附属私立高校｜アルバイト

息子の学校は基本アルバイト禁止でした。『学校の許可があれば』可能です。
「よほどのひっ迫した理由（経済的など）」がある場合のみ許可がでます。

ただしMarch附属高校でもバイトが許可されている学校もあるようです。
高校に入ってからのアルバイトを考えている場合は事前リサーチをおススメします。

March附属高校に入れての感想

一般の大学受験を経験したママ友たちから聞く高3時の塾代￥は眼の飛び出る額でした。
加えて数十万単位の受験料、万が一希望大学合格がいただけなかった場合の浪人期間･･･

それらの負担がなかったことは、親としてありがたいことでした。

大学受験を経験しなかったことが子供にとってどうだったのか、はわからない･･･
兎にも角にも自立に向けて努力して欲しいと思っています。

思春期の難しい時期の高校受験は、子どもだけでなく保護者のストレスも大きいと感じます。
話し合いがままならない時もあると思います。塾の先生に経済的事情を話すのは難しい･･･

この記事が少しでもお子さんと保護者さんのお役にたてたら嬉しいです。